くまさんのシール貼り課題台紙無料プリント　8mmシール　知育・療育　©Atelier Funipo

監修：関口あさか(特別支援学校の先生)
作成：Atelier Funipo

このページでは、かわいいくまさんのシール貼り課題台紙プリントをダウンロードすることができます。お家や学校のプリンターで印刷してご活用ください。

これから、このシール貼り課題をより効果的に活用する方法やつけさせたい力について詳しくご説明いたしますが、いち早くプリントをダウンロードしたい方はこちらをクリックしてください。

ためカモさん

モンテッソーリなどの知育、療育、特別支援教育でお役立ていただけます。

シール貼り課題で伸ばせる力

このシール貼り課題で伸ばすことができるカモしれない力について説明します。

シール貼り課題で育てられる力を公認心理師でもあり乳幼児や発達に困難さがあるお子さんの指導の研究をしている水内豊和先生と特別支援学校の教員である関口あさか先生にお聞きしました。

水内せんせい

シール貼り課題では、主に以下の力をねらいに学習を行うことができます。

他にも、相手の指示を聞き入れたり、言葉でやり取りをしたりしながら行う場合は、人間関係やコミュニケーション力をねらいとすることもできます。

まめリスさん

さらに詳しく説明していきます。

⑴，選択・自己決定力を育てる

mu-mu-

このプリントを初めて行う際には、まずはお子さんに自分で使いたい色のシールを選択させてみましょう。

自分で決めさせることで、自分で選択する力、決定する力を育んでいきます。

用意した見本も、なるべくカラフルにしてみました。

⑵，手指の巧緻性・操作性を高める

水内せんせい

シールを貼って小さな枠に貼るという作業は、手先の細かな動きの力を高めることができます。

保育所や幼稚園での連絡帳のシール貼りが上手になることはもちろん、小さなものをつまむことは、ボタンをとめたり、ブロックをはめたり、パズルを組み合わせたりといった生活や遊びに必要な力と関係します。

グーパーさせる手の動きから、5本の指をそれぞれ分離させる動きへと、手や指の発達を促すことにも繋がります。

また、手のひら全体ではなく、指先から伝わる感触に意識を向ける力も育てることができます。

mu-mu-

⑶，集中する力を育む

水内せんせい

集中力そのものを鍛えるということは難しいことですが、指示されてやらされるのではなく、受容的な雰囲気の中で楽しく取り組むことで、結果的に集中して取り組むことができます。お子さんのそのような姿はぜひほめてあげてください。

今回の教材は、決められた通りに枠内にシールを貼る課題ですが、自由にシールを好きなだけ貼るワークシートも、子どもたちが夢中になって取り組んでいます。

自分でシールをはがし、貼りたいところをじっと見て確認しながら貼るという過程は、必要なところに意識を向け集中する力を育むことにもつながります。

mu-mu-

⑷，書字や読字につながる配置・空間認知能力を高める

見本シートを示しながら取り組ませることにより、配置や空間認知を高めることをねらいとすることができます。

水内せんせい

「たて」、「よこ」といった位置関係を意識できるようになります。（就学前には「ななめ」を理解する力も必要になります。）こうした能力は、実は読んだり書いたりすることの基本となります。

発達段階によっては「繰り返し」や「まとまり」に気づきそれを意識して取り組めるようになります。

文字を書く際に必要な、文字を構成する線の位置関係、向き、形を認識する力を育むことにも繋がります。

mu-mu-

⑸，想像力・表現力を高める

mu-mu-

カエルはみどりでなくてはならない！といったような固定観念をお子さんに押し付けるのではなく、自由にシールの色を選択させ、世界で一つだけの作品に仕上げてみましょう！

「このクマさんは何て言ってる？」「このクマさんはどんなクマさん？」「このクマさん強い？」など聞いてみたりなど、子どもの想像力を声掛けもおすすめです。

Chun-Chun

初めて行う時、難しい時の提示の仕方

シール貼り課題自体を初めて行う場合や、取り組ませてみたもののうまくいかない場合は以下の手順でこのシール貼り課題を提示してみてください。

見本を示す

まず、お子さんのとなりに座り、同じ方向でシール貼り課題のプリントを見るようにします。(正面に向い合せに座ってしまうと、提示の方向も逆さまになり、正しいやり方を伝えられないため)

そして、横で実際にシールを貼りながら見本を示します。

「何色のシールにしようかなー。赤にしようっと！」などと言いながら、楽しそうに貼っていく様子を子どもに示します。

その後、「今度は○○さんの番だよ。どの色にする？」と声掛けをしながら、赤青黄色緑のシールを各1つずつ提示し、お子さんに選ばせ、お子さんにさせてみて、できているか確認し、できていたら「よくできました」などと声掛けをします。

最初は少ない枚数のシールを渡す

一度に大量の種類のシールを自分で必要分だけ選んで取らせるのは、自分で情報の取捨選択する力も必要で、刺激も多い状態になってしまう(シール自体や他のシールも気になっちゃうことも💦)ため、難しいお子さんもいます。

そのため、赤青黄色緑の一色ずつ、計4枚から選ばせることから始めてみましょう！

慣れてきたら、段々と必要なシールの色と枚数を自分で選んで取らせても良いかもしれません。

このプリントで使用するカラーシール

カラーシールM 5色アソート 525片

posted with カエレバ

楽天市場

Amazon

Yahooショッピング

7net

もしくは、セリアやダイソーで販売している以下のカラーシール8mmと15mmをご使用ください。

ダウンロードはこちら

使用したワークシートを以下よりダウンロードできます。

まめリスさん

※このワークシートをダウンロードするには、以下のワークシートの画像かタイトルをクリックしていください。

 

くまさん①　シール貼り台紙プリント(見本付き) 8mmシール台紙　知育・療育教材　©Atelier Funipo

くまさん②　シール貼り台紙プリント(見本付き) 8mmシール台紙　知育・療育教材　©Atelier Funipo

 

くまさん③　シール貼り台紙プリント(見本付き) 8mmシール、1.5mmシール台紙　知育・療育教材　©Atelier Funipo

くまさん②の見本例

まめリスさん

ここまでお読みいただきありがとうございます！
いかがでしたでしょうか。ぜひ、以下の他のかわいいシール貼り課題にもチャレンジしてみてください！

できるようになったら

以下の、文字を読んだり書いたりするために必要な位置関係を把握する力を育てる「配置の学習」のシール貼り課題にもチャレンジしてみましょう！