Googleは、2024年9月に、オンラインホワイトボードアプリJamboardおよび、Jamboardデバイスの提供サービスの終了を発表しました。
Google Jamboardは、リアルタイムで共同作業ができる直感的なデジタルホワイトボードで、多彩なツールとテンプレートもあり、さらに無料で使えるとあって、多くの学校や企業で活用されてきました。
サービス終了まであと1年ほどありますが、他のホワイトボードサービスや、これまでのデータのバックアップが必要になります。
Googleからの公式発表よりも、早く他のサービスを知りたいという方も多いと思いますので、以下のもくじから、気になるところを先に読んでみてください。
もくじ
Googleからの公式発表を日本語訳しました
こちらの公式サイトの英文を、ChatGPT先生に日本語に翻訳してもらいました。
【変更内容】
2024年末に、Jamboardホワイトボードアプリを終了し、Google Jamboardデバイスのサポート終了を実施します。この変更に影響を受ける人々のために、スムーズな移行をサポートします。
Google Workspace全体にわたり、FigJam、Lucidspark、Miroなどのホワイトボードツールを統合し、Meetで協力し、Driveでコンテンツを共有し、Calendarでスケジュール設定する際に利用できるようにします。さらに、AvocorのSeries One Board 65とDesk 27デバイスにもこれらのホワイトボードソリューションを導入し、物理デバイスとスタイラスを使用して視覚的な協力が可能になります。Jamboardデータの保持と移行経路も提供します。
【影響を受ける人々】
管理者とエンドユーザー
【重要性】
Google Workspaceに革新的なコラボレーション体験をもたらすために、業界をリードする企業と提携することを約束しています。お客様からは、FigJam、Lucidspark、Miroなどのホワイトボードツールがチームの協力をサポートするために役立つとのフィードバックを受けており、無限のキャンバス、ユースケーステンプレート、投票などの高度な機能を提供することが評価されています。このフィードバックに基づいて、Workspace内でのホワイトボードに関する取り組みを強化し、Docs、Sheets、Slidesなどのコアコンテンツコラボレーションに焦点を当てることにしました。
【コンファレンスルームまたは教室でのホワイトボード機能】
今年初めに、パートナーであるAvocorが、オリジナルのJamboardデバイスを引き継ぐ次世代のビデオ会議およびホワイトボードデバイスであるSeries One Board 65とDesk 27を提供しました。これらのデバイスは、Google AI機能、スタジオグレードのオーディオ、Google Meetを介したシームレスなビデオ会議を備えており、チームの没入型協力をサポートするために設計されています。
【移行タイムライン】
Jamboardデバイス:
- すべてのJamboardデバイスライセンスサブスクリプション(教育ライセンスを含む)は、2024年9月30日に終了します。12か月のサブスクリプションの更新が予定されている場合、プロレートの費用で2024年9月30日までの期間を更新できます。
- Jamboardデバイスのイベントログを管理コンソールからバックアップする必要がある場合は、2024年9月30日までに行ってください。
- 2024年10月1日に、55インチのJamboardデバイスが自動更新期限(AUE)に達し、Google Workspaceからセキュリティと機能の更新、カスタマーサポートが提供されなくなります。この時点で、管理コンソールからJamboardデバイスの管理を削除し、デバイスの機能が制限された状態になります。FAQページには、AUE日付を超えて55インチのJamboardデバイスを使用する方法に関する詳細が記載されています。
【Jamboardアプリ】
- 2024年10月1日から、Web、iOS、Androidを含むすべてのプラットフォームで新しいJamを作成したり編集したりできなくなります。
- 2024年10月1日から2024年12月31日まで、アプリは「閲覧専用」モードになり、この期間中はJamファイルをバックアップできます。
- 2024年12月31日にJamboardアプリを終了し、ユーザーはJamファイルにアクセスできなくなり、Jamファイルは永久に削除されます。Jamboardアプリのユーザーと管理者向けに、Jamboardデータを保持またはFigJam、Lucidspark、Miroに移行する明確な方法を提供します。
【その他の詳細】
教育機関の特別なニーズも理解しており、学校教育、高等教育など、学生と教育者に適したホワイトボード機能を提供するためにFigjam by Figma、Lucidspark by Lucid Software、Miroと協力しています。詳細とリソースについては、ヘルプセンターを訪れてください。また、教育機関と直接連絡を取り、Jamboardデバイスの補償についても協力します。
【始め方】
- 管理者: Jamboardの寿命情報についてのヘルプセンターの記事を使用してください。
-
エンドユーザー: JamファイルをPDFとして保存してDriveに保管することができます。
【利用可能性】
このアップデートは、Jamboardアプリまたは55インチのJamboardデバイスを使用するすべてのGoogle Workspaceの顧客に影響を与えます。
Googleがおすすめしている移行先の3つのホワイトボードサービス
名称 | リンク先 |
Miro | https://miro.com/ja/online-whiteboard/ |
FigJam | https://www.figma.com/ja/figjam/ |
Lucidspark | https://lucidspark.com/ja |
※無料で使えますが、3つのボードだけ無料など、使えるボードの数や機能などに制限があります。表に、日本専用のリンク先を記載しましたので、それぞれご確認ください。
ためカモ学びサイト運営者おすすめの無料ホワイトボードランキング
IT企業に勤め、デザイナーとしても活躍するこのサイトの運営者おすすめの無料で使えるオンラインホワイトボードおすすめランキングを紹介します。
ホワイトボードアプリも、有料のものが多いため、無料で使えて、便利な機能が豊富なホワイトボードアプリは貴重です。
ぜひ参考になさってください。
Canva(キャンバ)ホワイトボード機能
無料で使えるだけでなく、テンプレートも素材も、フォントも豊富で、さらにタイマー機能もあります。GoogleのJamboardはシンプルでしたがデザイン性が低く、Jamboardに書いた記録を見ながら、そのあと企画書を作成し直す形が多かったですが、このCanvaのホワイトボードは、そのまま企画書作成もできるほどにデザイン性が高いため、重宝しています。
これで、無料...というのが驚きです。
そのまま、保存もしておけるので、よくある3つのボードまで無料という制限がないのも嬉しいところです。
マイクロソフトホワイトボード
マイクロソフト365を持っている人は無料で使うことができます。
60個ほどの便利なテンプレートや多彩なペンツールがあり、ペン、マーカー、ハイライトなどのツールを使用して、自由に図形やテキストを描画できます。手書きのメモや図面を作成し、アイデアを視覚化できます。
OneDriveにホワイトボードのデータを保存でき、Teamsとの連携も可能な点も魅力的です。
その他
最近出たツールですと、ふきだしくんも話題になっています。デザインもかわいくてユニバーサルです。
見た目の通り、使い方はとてもシンプルで、みんなでアイデアをふきだしに書いていきます。
注意点としては、クラウド上に保存し続けることができないため、数日経つと消えてしまいます。
以前、消えてしまうことを知らずに、会議で使用してしまい、、、。
アイデア出しでは大変役に立つ機能満載です!ぜひこちらも試してみてください。